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ネコが借りたい「孫の手」

「おかえり。 待ってたで。

 はよ 遊んでや。」








今日も僕が帰ると、チッチが迎えてくれる。





そしてニャーニャー鳴きながら




「体がかゆいねん、

 ちょっと掻いて。」




と、僕の足に首をすりつけてくる。





「あとで、な。」



と言うと、しぶしぶ柱とか椅子の足に



自分で体をこすりつけているが、




「かゆいとこに届かへんねんて、

 ちょいと掻いてや。

 

 おんしゃぁ(おぬしは)、

 いつまで待たせるんや」




と、しっぽを床にピシリと打って

抗議する。





「はいはい」と右の腹を掻いてやると、






ネコを誘うニオイ





先日、ホタテをいただいた。



台所で貝がらを開けてたら、

2階からたたたたっ!

クックが降りて来て、



前足を流し台にひっかけて

後ろ足だけで立ち上がりながら、




「なになに?!それ、なに??

 なんか海のニオイが2階まで

 してたけど?美味しいもの?」




と、ホタテをのぞきこんでから

2つの瞳でジッと僕の顔を見つめた。












ネコの館

Kさん夫妻の家は京都の真ん中、

昔ながらの商店や町家や、

近年増えたおしゃれなマンションが

並ぶ中にある。





その都会のどこに住んでいるのか、

野良ネコたちがチッチに連れられて


(というかチッチとクックが元々

 野良ネコなのだ)

出入り自由にやってくる。







家の近所には小さな公園がある。





昼間は子供たちでにぎわうが、

おそらくネコの集会もそこであるのだろう。





チッチは時々、友だちのノラネコを連れてくる。




「うちの若いモンが

 乾きもの出すさかい、

 まぁ寄ってって。」








と誘ってるのかもしれない。





基本的に2匹とも食事は

「ネコ残し」をするので、

キャットフードはいつも

ほんの一握りくらい残っている。



その、クックとチッチ用に出した

2つのお皿のキャットフードが

完食されていると、

友だちが来てたんだなと分かる。

ネコの気持ち

毎朝、起きて台所へ行くと

クック(黒ネコ)が待っていて

「ニャ~」とご飯のさいそくをする。



「ちょっと待ってろよ」

と、Kさん夫妻に教わった要領で

ご飯をつくる。



ご飯食べてる間も、ちらちら僕を気にして、

すぐにでも逃げられるように

身構えてるのが分かる。





ある時、ふと思いついて

リボンをひらひらと

クックの顔の前にかざした。



「ほれほれ」と誘うと、

しばらく付き合ってやるか、と

リボンにじゃれた。



ネコの主人







僕が引越ししてきて、

2匹のネコたちは

どう思っているのだろう?



まだ3才くらいの若い、黒いネコのクックは

K姉いわく

「人間のように誇り高く、敏感な性質」

らしい。





ネコたちは主に2階の部屋を占拠し、

ご飯の時だけ降りて来て、

食べ終わるとさぁっと逃げてしまう。



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